運動前のウォームアップには、体温・筋温の上昇、柔軟性の向上だけでなく、中枢神経系の働きを高めるという目的もあります。
身体を動かす前に身体や神経系を疲労させることなく準備を整えるに十分な強度をもつウォームアップとしてプライオメトリクスが効果的です。
これは説得力のある裏付けもあり、プライオメトリクスとウェイトトレーニングを組み合わせたプログラムは、ウェイトトレーニング単体で構成されたプログラムよりも下半身のパワー出力が大きく高まったことが報告されています。
プライオメトリクスの取り入れ方としては、1〜2種目程度でよいとされています。
その日に行うウェイトトレーニングに合わせて、高い強度で行う日は最大3レップ、低強度で行う日は5レップ程度で行います。
種目によりますが、セット数は比較的多めにとっていきましょう。
もしメディシンボールなどを使う場合は2〜5kg程のものを用いましょう。
1〜2レップの場合はセット間の休息を45〜90秒とり、3レップ以上行う場合は2分間とりましょう。
重要なのはこれはあくまでウォームアップであり、疲労させるほどおこなってはいけないということです。
これらを守って上手くおこなえたなら、トレーニングパフォーマンスをしっかりと底上げしてくれます。
取り入れてみてはいかがでしょうか。
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