グリーンに使用される高麗芝は、姫高麗という種類になります。
日本芝(和芝)の一種です。
芝そのものの特徴としては、暑さに強く寒さには弱いです。
(暖地型)冬になると芝は枯れて茶色くなってしまいます。
ですから、寒い地域とは相性が悪く、北海道ではほとんど使われていません。
主に西日本を中心に全国各地で使われている芝です。
そして葉は細く硬いので、摩擦力が強くなります。
また芝が生えている方向と反対からボールを転がすと、抵抗が大きいので「芝目がきつい」という表現をされます。
逆目からパッティングすると、カサカサと音を立てて転がっていくようなイメージです。
LPGAツアーでは、最終公式戦であるリコーカップの舞台である宮崎カントリークラブが高麗芝のグリーンです。
本来は高速グリーンには向かない種なのですが、乾燥に強い特性を活かしながら、芝にダメージを与えない程度に短く刈り上げることで、速く芝目のきつい高難度のグリーンに仕上げています。
古くから日本で使われている芝ですが、メンテナンスが大変であるのに冬になると枯れてしまうので、色が悪くゴルファーに好まれない傾向にあります。
さらに、近年の1グリーン化の波によって、後述するベント芝にその座を奪われています。
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