ラウンドする時に、コースに持っていけるゴルフクラブは14本までと決まっています。
それは、1859年の全英アマチュアゴルフ選手権に出場した選手が、55本ものゴルフクラブを持ってきたことで、クラブ選びにも時間がかかり、コースでクラブを運ぶキャディも大変な労力となってしまったことから、R&A(The Royal and Ancient Golf Club of St.Andrews)がルールとして決めたそうです。
14本と言ってもそのセッティングは人それぞれです。
ただ、ゴルフクラブには基本となる2種類のクラブがあることを覚えましょう。
まずはウッドというクラブとアイアンと呼ばれるクラブです。
ウッドというのは、その昔、木で作られていたことから名づけられたもの(メタル、カーボンなどの素材を経て現在ではチタン素材が主流)です。
アイアンはその名の通り鉄(現在はこちらもチタン)でできたクラブです。
そのどちらにも数字がつけられていて、特にウッドには1番~5番でドライバー、ブラッシー、スプーン、バッフィー、クリークといった呼び名がつけられています。
アイアンには特に呼び名はないようです(9番アイアンをニブリックということもありますが)。
そして、ウッド、アイアンともに小さい数字のものが飛距離が出るという設定です。
つまりウッドでは1番、ドライバーも1番が最も飛距離が出るのです。
一昔前のクラブセッティングはほぼみな同じ。
ティショットで飛距離を稼ぐためのドライバー、2打目、3打目で飛距離がほしいときのスプーン、そしてバフィーやクリーク。アイアンはその飛距離によって用意された3番~9番、アプローチのためのピッチングウェッジ、バンカーから打つためのサンドウェッジ、そしてパター、といった構成でした。
しかし、近年ではアイアンは5番からという組み合わせが多くなっています。
これはよりロフトの立った(飛距離がでる)3番、4番といったアイアンの難しさから、その分の飛距離を埋める7番、9番といったウッド、もしくはユーティリティと呼ばれるウッドとアイアンの長所を兼ねそなえたクラブをセットする組み合せが主流になっています。
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