『ニアピン賞』は、最もポピュラーな賞のひとつで、主にショートホールでニアピン賞は競われます。
ルールはいたって簡単で、カップの一番近い地点にボールを打てた人が勝者となります。
もちろん、ホールインワン(1打目でカップイン)でも構いません。
とは言え、ホールインはなかなか出来るものではありません。
ホールインワンを狙う気持ちを大切に、ショットをしてみようというのが本来の目的でしょう。
18ホール中4ホールはショートホールですが、その中の2ホールに『ニアピン賞』を設定する場合が多いようです。
ショートホールはスコアメイクをするうえで気の抜けないホールです。
パーオンに失敗すると(ショートホールの場合は一打目をグリーンにのせる)、アプローチが難しいケースが多々あるからです。
『ニアピン賞』を作った理由は、ショートホールではさらに気を引き締めてほしいという説もあります。
ニアピン賞はそのご褒美ということでしょう。
ニアピンはショートホールに限らず、ミドルホールやロングホールに設定する場合もあります。
ミドルホールの場合はセカンドニアピン(2打目でニアピンを競う)、ロングホールの場合はサードニアピン(3打目でニアピンを競う)、またはセカンドニアピンに設定するケースもあります。
ロングホールのセカンドニアピンは、飛距離のでる猛者たちの集まったコンペだから設定できるのでしょう。
ニアピンはコンペの先頭の組の、それも先頭打者からゲームはスタートします。
その組のピンに一番近く打てた人が、ニアピン賞の暫定資格者です。通常はニアピンのボール位置を後続の組に示すため、小さなニアピン旗や、手作りの目標をグリーン上に挿しておきます、その際にはニアピン旗にご自身名前を記入します。
後続の組はそれを目標に、さらにピンの近くへボールを打ちにいきます。
もし、ニアピン旗より内側にボールを打てた時は、ニアピンの記録が更新されます。
最後の打者が打ったボールが、暫定のニアピン旗より内側につけなかった時点で、ニアピン旗に最後に記名された人が勝者となります。
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