基礎筋力向上と身体作りを。
まずはどこまでいったもクラブをしっかり振れるかどうか、です。適切なスイング動作を完遂させるにはやはり最低限の筋力は必要ですし、より飛距離を出すためには筋力強化は不可欠になります。まずは自分のスイングに必要な筋力を強化すること、そのうえでパワー発揮、いわゆる出力のコントロールができるようにスイング動作の中で力が出るように運動制御できるようなプログラムに落としていくことが重要なポイントです。
大事なことは、筋力は単一で働くわけでなく、多くの筋の繋がりがありそれらの協調で行われているということを理解し、深層を活性化し、外層と協調させ、全体のバランスを整えていくこと。
筋力を決定する因子は大きく分けて「構成的要素」、「機能的要素」に分けられます。「構成的要素」では筋の断面積などの筋肥大を表し、「機能的要素」では神経による改善で運動単位参画パターンの改善やインパルス頻度発射への増加などのいわゆる学習によるものを指しています。筋肥大と神経系の賦活をトレーニングによって進めていきます。
ゴルファーが筋力をつけるべき理由として挙げられるのが大きく分けると飛距離の向上、筋発揮のノイズの低減、障害予防の3つが挙げられます。飛距離の向上は言わずもがなですが、大事なのはノイズの低減。筋量が安定してくると筋発火も安定して行えるようになります。よく力が入りすぎてミスなんてことあるかと思いますが、筋量が多いからこそ力は安定させることができます。そしてそれが障害予防にもつながるのです。
スイングには再現性が大事と何度もいっていますが、再現性高くスイングするためには筋出力の再現性を必要になります。イメージは8割程度のスイングでしっかり飛ばせるようになること。そのためには基礎となるフィジオカルの強化はもとより、筋力を鍛えたうえで動作のトレーニングも同時に行っていくことがパフォーマンス向上のためのは不可欠になります。
基礎筋力の強化、筋発火の安定をさせることでスイング効率の改善、パワーの出力向上が期待できます。